当神社について
白山神社の御祭神・御由緒
白山神社の御祭神主祭神 伊弉冉命 (いざなみのみこと)
配 神 菊理姫命 (くくりひめのみこと)
配 神 事解男命 (ことさかおのみこと)
御鎮座 霊亀二年(西暦七一六年)
<御神紋>抱き柊
白山さまご祭神
現在地御鎮座 寛永五年(西暦一六二八年)
全国に白山神社は二七一七社あると云われ、その総本社が石川県白山市に鎮座する
白山比咩(しらやまひめ)神社です。白山比咩神社は早くから天台宗の延暦寺と又、
その地主神である日吉社と繋がりを持った為、天台寺院及び日吉社の全国分布に伴い
広く勧請されていきました。当社御祭神の伊弉冉命は、夫神・神伊弉岐命と共に
国を造り神様をお生みになった国生み神生みの神様で、最後にお生みになられた
火の神様が基で死んでしまいます。死者の国である黄泉国(よみのくに)にいかれた
伊弉冉命を追っていかれた夫神・伊弉岐命は醜い姿となった伊弉冉命を見てしまいます。
驚き恐れをなした夫神・伊弉岐命は逃げ帰ります。醜い姿を見られた伊弉冉命は怒り
伊弉岐命を追いかけます。その時に現れ夫婦神と話をされ和解をさせた神が
菊理姫命と事解男命です。当社御祭神にはそんないわれがあります。神生みの神様
伊弉冉命は子安・安産の神様です。転じて産業発達の神としても崇められております。
又、夫婦神を話し合い和解させた、菊理姫命・事解男命は和合・夫婦円満の御神徳があります。
<宝物>
◆「朝鮮出兵の図」北九州最大級の絵馬
(画像クリックで拡大)
サイズ:たて225cm×よこ225cm
西暦一八一一年藤ノ木村庄屋副田大八郎の奉納
作者は衣笠守由。彼の晩年の作である。
◆「板絵著色三十六歌仙絵馬」昭和六十一年市指定文化財
一人一面形式で紀貫之や伊勢・素法師など三十六歌仙の人物絵と歌が描かれている。
絵の作者は江戸末期の文化文政期に活躍した福岡藩御用絵師の衣笠守由、和歌の書は
同藩で天保年間炭奉行を務めた山本喜惣次で西暦一八四九年に 奉納されたもの。
(現在、北九州市立いのちのたび博物館に寄託中)
◇白山神社御由緒◇
若松区赤島町一四番十二号鎮座
当社は若松第一の高山石峰を後にして、洞海を前に遠く東西を見渡せる風景佳き所で、
岬の山から童子丸まで東西約3.3km、藤木村の産土神である。
当社初の社は、童子丸に元正天皇の霊亀二年四月(奈良時代西暦七一六年)
加賀国石川郡白山権現(現石川県白山比咩神社「しらやまひめじんじゃ」)を
童子丸の地に勧請して女躰権現として祭った寛永五年(西暦一六二八年)
童子丸の社を今の地に遷し白山権現と社名を改めた。
旧地は童子丸一丁目公園として残っている。
〒808-0073 福岡県北九州市若松区赤島町14−12
藤ノ木白山神社
電話:093-791-1943